もーとです。
シーズン18お疲れ様でした。レート2000には届きませんでしたが、禁伝環境でも3桁に乗せることができました。
【構築経緯】
禁止伝説の中でスカーフミライドンの高すぎる縛り性能に惹かれ、このポケモンを軸とすることにした。
スカーフミライドンを使うにあたり相手のディンルーが特に障害となるため、これに回答を用意する必要があった。
ディンルーに負荷をかける為に、弱点をつける物理高火力としてパオジアンを採用。
パオミライでテラスや引きを強要しつつ、撃ち合いで削れたアタッカーの体力管理&クッション役となれるポケモンが欲しいと思ったため願い事ママンボウを採用。
このままだと相手のミライドン、スカーフ黒バド、赫月ガチグマに負けてしまうため、これらに強いチョッキディンルーを採用。
ここまでで重めなホウオウ軸やゴリランダー入りに対して負荷をかけつつ、上述のディンルーやガチグマ他伝説とも広く撃ち合える鉢巻空元気カイリューを採用。
最後の1枠はオオニューラ、テツノブジン、ドヒドイデ、ヘイラッシャ、原種ガチグマ、連撃ウーラオス……などコロコロ変えていたが、相手の剣舞や瞑想などの積み技に対しアンコールが欲しい場面が多かったため、ミライドンと相性が良くパワーも出る眼鏡テツノツツミを採用し構築を完成とした。
【個体紹介】
ミライドン @ こだわりスカーフ
テラスタイプ: でんき
特性: ハドロンエンジン
性格: ひかえめ
イナズマドライブ / りゅうせいぐん / ボルトチェンジ / とんぼがえり
努力値:C…特化 S…最速イーユイ+2 H…余り
とにかく火力がやばい。
エレキフィールド下の電気テラスイナズマドライブでH252ザシアン乱数93.75% H252黒バド108.3%〜
流星群でH252D4カバルドン乱数93.75% H252D4ランドロス101.1%〜
普通に技が通れば最強だがそんな簡単にいく訳はない。サイクルをしながらミライドンの一貫を作っていくのが本当に難しかったが一貫ができた場面での破壊力が凄まじく使っていて爽快だった。
基本的にテラスも込みでママンボウやディンルーで受けられそうな対面では蜻蛉帰りを撃ち、サイクルしながらテラス強要や削りを行うことでミライドンを通せるよう意識した。
ただ、裏で受けられないかつミライドンの弱点をついてくるポケモン(眼鏡カミ、コライドン等)と対面した場合はミライドンで無理矢理倒しに行かなければならず、選出や立ち回りが窮屈になってしまいテンポを取られてしまうのが欠陥の一つだった。
パオジアン @ きあいのタスキ
テラスタイプ: でんき
特性: わざわいのつるぎ
性格: いじっぱり
つららおとし / テラバースト / ふいうち / つるぎのまい
努力値:AS B…余り
最初はディンルーへの負荷を上げるため命の珠で採用していたが対面的な選出で初手置きしたい場面も多かったため襷にした。
エレキフィールドや後述のみずびたしと相性が良く、ハッサムやママンボウへの打点になる電気テラバースト。ミライドン、コライドン構築に多い拘り+チョッキに対して強力な剣舞不意打ちで採用した。
ママンボウ @ たべのこし
テラスタイプ: フェアリー
特性: さいせいりょく
性格: のんき
クイックターン / みずびたし / まもる / ねがいごと
努力値:H…16n B…特化 D…残り
最遅なので画像の実数値は違います。
じわれディンルーに許しをこう毎日。欠陥2。
パオジアン、ディンルー、カバルドン、ランドロス、テラスを切ればゴリランダー、テツノカイナなどミライドンが嫌な相手をしっかり受けてくれた。テラスタルは逆鱗、流星群を無効にでき耐性が優秀なフェアリー。対面操作だけではなく、余裕があれば願い事で体力管理、みずびたし&電気打点(フリドラも)でテラス誘発もできるすごいポケモンだった。
ただ、言うまでもなく何でも受けられるような数値ではないので疲弊する前に崩しに行く意識を持ち、技選択は慎重に行った。調整はHBぶっぱの方が良かったかもしれない。
ディンルー @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: フェアリー
特性: わざわいのうつわ
性格: しんちょう
カタストロフィ / じしん / ヘビーボンバー / テラバースト
努力値:AD…ほぼ特化。C205赫月ガチグマのブラッドムーン×2大地の力×2耐え S…ミラー意識
対ミライドン黒バドレックス性能を買っての採用。願い事で復活させる動きも強かった。
技構成は確実な削りを行えるカタストロフィ、メインの地震、黒バドのフェアリーテラスやハバタクカミへの高い打点となるヘビボン、@1はじわれを入れていたこともあったが、しょうもなかったので対カイリューやミラーで撃っていけるフェアリーテラバにした。
黒バドの方が多様化するにつれて盤石な黒バド対策ではなくなったが、ミライドンやカイリューなどと合わせて黒バド軸に対しては悪くない勝率を出すことができた。
カイリュー @ こだわりハチマキ
テラスタイプ: ノーマル
特性: マルチスケイル
性格: いじっぱり
しんそく / じしん / げきりん / からげんき
努力値:A…できるだけ高く HD…マルスケ込みでC205ミライドンのハドロンエンジン流星群15/16耐え。ステロ+C217黒バドのアストラルビット確定耐え。 S…最速原種ガチグマ+2 B…余り
ホウオウ、カイオーガ構築には必ず投げていた。ホウオウの上から殴りたいのもありSは最速原種ガチグマ+2。眼鏡ミライドンは殆どいなかったので、ミライドンにテラスを切らずに居座ってアドバンテージを取れる展開も多かった。また、テラスタルと特性により他伝説とも撃ち合うことができるためミライドンに次いで選出率が高かった。空元気は数えるほどしか撃ってないが、崩しの手段として活躍した場面はあった。
文句なしに強いポケモン。
テツノツツミ @ こだわりメガネ
テラスタイプ: こおり
特性: クォークチャージ
性格: おくびょう
フリーズドライ / ハイドロポンプ / れいとうビーム / アンコール
努力値:CS B…余り
瞑想ルギアや地面テラス剣舞ザシアンで詰んでしまわないようアンコールの採用は必須と思った。ミライドンをあまり出したくない構築(ドオー絡み、 ディンルーゴリランダー両採用など)に特殊高火力枠として投げることもあった。テラスタルは火力を上げながらグラススライダーとフリーズドライに耐性をつけることができる氷。
また、パオツツミ両方入れていると気持ち地面テラステロに引っかかりづらく感じた。多少は抑制してくれていたのかもしれない。
【選出】
・対黒バド、ミライドン
ミライドン+ディンルー+ママンorカイリューorパオジアン
・対コライドン
ミライドン+カイリュー+パオジアンorママンボウ
・対ザシアン
ミライドン+カイリュー+ママンボウorテツノツツミ
・対ホウオウ、カイオーガ、ムゲンダイナ
ミライドン+カイリュー+ママンボウorテツノツツミorディンルー
・ミライドンが出しづらい時(ディンルー、ゴリランダー、ドオー、ガチグマ、テツノワダチなどから複数採用など)
カイリュー+パオジアン+ママンボウorテツノツツミ
【おわりに】
反省点としてはシンプルに構築の組み方(ミライドンを通すプラン)が甘かったことと地割れディンルーを拒否でしきれなかったことと思う。
スカーフミライドンを使うにあたり、地面タイプにイナズマドライブを撃ったりフェアリータイプに流星群を撃つなど目の前が見えていないプレイングは絶対に安定しないし、直接勝敗を分けるターン以外でそういうプレイングは避けたかった。
そのために対面操作、受けポケモン、テラス強要を絡めて立ち回ろうとしたが、どうしても「ミライドンが電気/ドラゴン技を撃つことを強要されている状況」を作られてしまい素直に技選択をすると普通に透かされて相手に大きなアドバンテージを取られてしまうことが多かった。
構築の見た目上ミライドンのスカーフがバレバレなので、相手は積み技なり読み行動なりやりたい放題になってしまい、ひどい時には一撃技が飛んでくる。そんなことをされて安定するわけもなく、拘りミライドンを使う難しさを痛感した。だから、拘りミライドンでもっと高い順位を取っている人は本当にすごいし参考にしたいと思う。
記事は以上で終わります。最後まで読んで下さりありがとうございます。 これから更に高い順位や強い構築作りを目指すにあたり、この経験を活かして頑張ります！
